20年女性の体に携わって
気づいたこと
私はこれまで20年近く
女性の体に携わる仕事をしてきました。
セラピストとして、整体師として
毎日多くの女性の体に触れ
心と体の声を感じてきました。
その中で、いつも思うことがあります。
それは「体の不調の奥には
心の我慢が隠れていることが多い」ということ。
肩こりや腰痛、疲れやすさ、頭痛や不眠…
表面的には体の問題として現れていても
その原因の多くには、我慢やストレス
気づかないうちに押し込めてしまった本音が
影響していることが少なくありません。
家庭でも職場でも
「自分を後回し」にしてしまう
家庭では母として、妻として
職場では責任ある立場として。
「ちゃんとしなきゃ」
「しっかりしなきゃ」
という言葉が口ぐせのようになり
気づけば自分の本音を押し殺してしまっている。
そんな女性を、日々サロンで見てきました。
私自身も、数年前までは同じように頑張っていました。
誰かの期待に応えようと必死で
家事も仕事も、人付き合いも全部
「やらなきゃいけないこと」
としてこなしていたんです。
だから体の疲れや不調も、心のモヤモヤも
「まあ仕方ない」と見過ごしてしまうことが多かった。
でも、体は正直で、必ずサインを出します。

更年期は人生の新章
更年期になると、体の変化は一層顕著に。
ホルモンの影響で体調が不安定になったり
疲れやすくなったり
気分の浮き沈みを感じることも増えます。
「今までできていたことができなくなるのでは」
と不安になることも・・・
でも、ここで大事なのは
「焦らず、自分を責めないこと」。
更年期は人生の終わりではなく
まさに 人生の新章 の始まりです。
心と体の調和が未来を変える
私がサロンで感じるのは
体だけでなく心も一緒にケアすることの大切さ。
体をほぐすことで血流がよくなり
筋肉の緊張がほぐれると
心も自然と軽くなる。
逆に、心のモヤモヤや我慢を少しでも手放すことで
体も緩みやすくなる。
体と心は切り離せないんですね。
例えば肩こり一つとっても
ただマッサージするだけでは根本解決にはなりません。
「なぜこの肩こりが起きているのか」
「どんな気持ちを我慢しているのか」を
自分で意識してみることも大切です。
少し呼吸を整える
日常の中で小さな休息をとる
好きなことに時間を使う…
そんなちょっとした変化でも
心と体は少しずつ調和していきます。

まずは自分に優しく
「ちゃんとしなきゃ」
「しっかりしなきゃ」と思わずに
まずは自分の気持ちに目を向けること。
それだけで、体も心も少しずつラクになります。
更年期は、新しい章のスタート。
自分を大切にしながら、これからの毎日を
ちょっとずつ楽しめる自分に出会っていきましょう。