ある実験が教えてくれる、心のフタの外し方

心のこと

小さなノミの大きな力

小さなノミは
実は自分の体の何十倍もの高さ
ジャンプできることをご存じですか?


ところが、その力を封じてしまう方法があるのです。

容器にノミを入れて、上からフタをしておく。
最初は何度も飛び上がりますが
そのたびにフタにぶつかり落ちてしまう…。

するとノミは学びます。
「これ以上飛んだらぶつかる」と。

やがて、自分のジャンプの高さを
制限するようになってしまうのです。


そして不思議なことに、フタを外しても
もう高く飛ばなくなってしまいます。

なぜなら「どうせ無理」と思い込んでしまったから。

仲間の存在で再び飛べる

でも、ここからが面白いところ。
その中に、フタの経験を知らない元気な仲間
一匹入れるとどうなるでしょう?

その仲間は遠慮なく高く飛ぶ。


すると、それを見たノミたちが
「あれ? 飛べるの?」と気づき
また高く飛び始めるのです。

私たちの「心のフタ」

この話、少し私たちにも似ていると思いませんか?

若いころは「なんだってできる!」
と信じていたのに


誰かの言葉や失敗、年齢や肩書きによって
知らず知らずのうちに
「心のフタ」をしてしまうことがあります。

「ここまでしかできない」
「もう若くないし」
「今さら変われないよね」

そうやって自分でジャンプの高さを制限してしまうのです。

でも、本当はまだ飛べる。
心のどこかで「もっと自由に生きたい」
あなたもちゃんと知っているはず。

心のジャンプ力を取り戻す

誰かの言葉や姿にハッとする瞬間があります。


「あ、私もまだいけるかもしれない」

・・・そのときこそ
眠っていた“本当の自分”が顔を出す瞬間です。

更年期になってようやく
気づけることもたくさんあります。


もう誰かの期待に応えすぎなくてもいい。
無理に自分を押し込めなくてもいい。

何歳だってジャンプしていい。
飛べる高さは、自分が決めていい。

あなたの中には、まだまだ飛べる力があります。
私も自分のフタを少しずつ外しながら
挑戦を続けています。

一緒に「心のジャンプ力」を取り戻していきましょう。