春の揺らぎを、整える。

冬の厳しい寒さが和らぎ
柔らかな光が差し込む春。

万物が芽吹くこの季節は
私たちの心と体にとっても
「デトックス(排出)」と「再生」の大切な節目です。

東洋医学では
春は「肝(かん)」が活発になる季節。

自律神経が揺らぎやすく
真面目に頑張りすぎてしまう方ほど

春の風に心がソワソワしたり
原因のない重だるさを感じたりすることがあります。

立春から穀雨まで。

移りゆく春のグラデーションに合わせ
心身を少しずつ開いていく「季節の養生」をお届けします。


01. 立春(りっしゅん)| 芽吹きの予感(2/4頃)

【今、大切にしたいこと】

心に小さな種を蒔く

暦の上では春の始まり
まだ寒さは残りますが
地中では命が動き出しています

  • 養生のヒント
    苦味のある春野菜(ふきのとう、タラノメ)を一口。
    冬の間に溜め込んだものを、苦味の力で外へ出す準備を始めましょう。

02. 雨水(うすい)| 潤いのはじまり(2/19頃)

【今、大切にしたいこと】

頑張った心身を緩める

雪が雨に変わり
大地がしっとりと潤う頃

  • 養生のヒント
    空気の乾燥から、瑞々しい季節への転換点。
    朝一番の白湯をゆっくりと飲み、内側の細胞ひとつひとつを潤すイメージで過ごして。

03. 啓蟄(けいちつ)| 命の胎動(3/5頃)

【今、大切にしたいこと】

自分のリズムで目覚める

冬眠していた生き物たちが
顔を出す時期

  • 養生のヒント
    周りが急ぎ足になっても、あなたはあなたのペースで。
    縮こまっていた背筋を伸ばし、深い呼吸と共に軽いストレッチで「気」を巡らせて。

04. 春分(しゅんぶん)| 陰陽の均衡(3/21頃)

【今、大切にしたいこと】

オンとオフの軸を戻す

昼と夜の長さが同じになる
節目の日

  • 養生のヒント
    自律神経が最も揺らぎやすい時です。
    夜更かしを控え、夜はスマートフォンの光を遠ざけて。
    「静かな闇」を味わうことで、心の軸を整えましょう。

05. 清明(せいめい)| 発散と輝き(4/5頃)

【今、大切にしたいこと】

淀みを外へ逃がす

万物が清らかに
生き生きと輝く季節

  • 養生のヒント
    窓を大きく開け、部屋も心も風を通しましょう。
    ミントやジャスミンなど、香りの良いお茶を飲むことで、滞っていた感情もさらさらと流れていきます。

06. 穀雨(こくう)| 夏への成熟(4/20頃)

【今、大切にしたいこと】

たっぷりと自分を潤す

百穀を潤す雨が降り
新緑が深まる頃

  • 養生のヒント
    夏の暑さに備え、湿気が増え始めます。
    胃腸を労り、山芋やハトムギなど、余分な水分を逃がしつつ力を蓄える食材を選んで。

60点の自分に還る

春の養生で一番大切なのは
完璧を目指さないことです。

「今日は春の野菜を食べられた」
「空を見上げて深呼吸できた」

そんな小さな「できた」を積み重ねるだけで
あなたの春は十分に整います。

雲が流れ、水が流れるように。

あなたの季節も、無理なく
自然なリズムで巡っていきますように。