背中と心(しん)の話


先日、とても興味深いことがありました。

お客様のカウンセリングで
今までの体のことをお伺いして
施術をしていくうちに

「あ、だからこうなんだ」
というのが見つかったんです。

肩甲骨のあたりがとても硬かった。

お話を聞くと、長年ストレスを抱えてきた方。

触れながら、思いました。

ずっと我慢を重ねてきた結果が
こうして背中に現れているんだな
、と。

東洋医学に「心兪」というツボがあります。

場所は肩甲骨の内側。

心に負担がかかっているときに
反応が出やすいとされている場所です。

心は血液循環だけじゃなく
精神活動も主ると東洋医学では考えます。

感情、思考、意識。

そういったものも全部、心の仕事。

「心が痛い」「心が折れる」という言葉が
日本語に残っているのも

きっと偶然じゃない。

施術後、お客様は言いました。

「肩が開いた気がします。体がすごく軽い。」

背中が少し緩んで
心への負担も少し下りたのかもしれない。

そんなことを思いながらお見送りしました。


ところで
東洋医学では心の表裏は小腸です。

心と小腸がつながっている?
と思う方もいるかもしれません。

でも最近
西洋医学でも「腸脳相関」という言葉が注目されるようになりました。

腸と脳は自律神経を通じて
お互いに影響し合っているというものです。

東洋医学は
それを何千年も前から知っていた。

ストレスでお腹が痛くなる。
腸の調子が悪いと気分も落ち込む。

そういう経験、誰にでもあると思います。

心と小腸が表裏というのは
そういうことなんだと私は思っています。

背中が重いな、と感じたら。
それは心からのサインかもしれません。